バトゥーケーブと言うヒンドゥー教の聖地があるというので、バスに乗り込んだ。
着いた所は高い岩の絶壁だった。そこある長く急な階段を登ると巨大な洞窟になっている。薄暗い洞窟を突き当たりまで行くとヒンドゥーの祭壇が見えてきた。雰囲気的にはショッカーのアジトでもありそうな場所だ。祭壇では数人の信者が集まり神父らしき人が呪文?をとなえ、しばらくすると神父は信者達の額に灰をつけてゆく。ついでなので俺達も灰を額ににつけてもらう。
ふたたび階段を降りてくるとそこには「アートギャラリー」という美術館とも博物館ともとれない物があった。料金を払い入ってみるとそこも洞窟になっており、中は巨大な鍾乳洞になっていた。内部のおどろしい空間に、ヒンドゥーの神様が物語り形式に並べられていた。人形は強烈な色使いで、非常にサイケデリックな悪夢のような空間…。
たぶん、この鍾乳洞、おそらく数千年の年月で作られた天然の物のはずだけど、それらをぶち壊してしまって神様を並べていいものなんだろうか?ひょっとして天然のままなら世界遺産になれたかもしれないのにさぁ〜。
そろそろここも去る時が来たみたい
バングラデシュに行くつもりで、ちょっと立ち寄ったクアラルンプール。期待してなかったわりには治安もいいし、メシも安くてうまいし、ピーコ物もあるし、まるで楽園のような所だった。気楽過ぎてなんだかパングラへ行くのが憂鬱になってくる(笑)。
とは言っても、主要な場所を歩いていると毎回毎回、同じようなルートばかりを歩くようになってしまっていた。だいたいこの街も歩き倒したみたい。そろそろこの街を去る時が来た感じだな。
では、いざバングラへ行くぞ!ベンちゃん!
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