マレーシア
クアラルンプール
強烈な国は何処だ?
クアラルンプール
他民族、異種格闘技国家
聖地でいいの?
バングラディシュ
ダッカ
ダッカの空港で野宿
恐怖の街ダッカ
ショドルガット
ダッカ2
おじさんパッカー
ファームゲートの学校
走る骨董品、外輪船
ボリシャル
この先行けないの?
長い長〜〜〜い船旅
どこだ少数民族チャクマ
西マレーシア
(ボルネオ島サバ州)
サンダカン
セピロックのオランくん
サンダカン
日本人墓地
今度は長距離バスかよ
コタキナバル
コタキナバル
海に浮かぶ美しい離島
サバ鉄道、通称サバテツ

 

 
マレーシア&バングラデシュ旅行記

この先行けないの?ボリシャルにて

ダッカから出航した船は、翌朝ボリシャルの港に到着した。
ここからさらにチッタゴンへと船で移動するつもりなのでチケットを買いに行く。ブッキングオフィスには、やる気のまったく感じられないおやじがいた。
「今夜の船でチッタゴンへ行きたいんだけど」
「満席だ、取れない」おやじはあっさり言い放った。
「他の船は無いのか?」必死に食い下がると、俺達の緊迫した表情におやじもやっとごそごそと調べだした。
「今日の午後2時にもう一度こい、その時にわかる」
なんだか少しヤバいかもしれない。チッタゴンまでのチケットが買えなければ旅が続けられない。まぁ今あわててもしょうがないのでとりあえず2時にまた来ることにする。

そして午後2時ふたたびブッキングオフィスを訪れると、今朝のおやじは何処にもいない。
とりあえずそこらに居た従業員に聞いてみる。
「今夜の船でチッタゴンへ行きたい」
「満席だ、取れない」
けっ、またかよ。
「今夜の午後6時にこい、船が到着しないとわからん」
またしてもあっけなく追い帰される俺達。仕方がないので出直す。それにしてもここの連中やる気あんのかよ?しかし、なんだか今回ばかりは本当にチケットが買えないかもしれない、、、どうしよう。

やがて6時になり俺達は、またまたここに戻って来た。おやじはいたが電話や人の応対で忙しい。はたして本当にチッタゴンへ行けるのだろうか? 待っている間、周囲の人々はチッタゴンに行くならダッカにもどってバスで行けと言っている、その方が安くて速いと。
でも、またダッカに戻るのはバカバカしいし、それじゃ〜旅の意味が無いのだ!船で行きたいのだ!バカボンのパパなのだ!頑な俺達に周りのバングラ人もこいつらだめだと説得を諦めたもよう。
かなり長い時間待たされて「もうダメだ終わった」と思い、俺達は涙目になりながら”いなかっぺ大将”のどぼちて…のポーズをしていると、おやじはゆっくりと俺達の船のチケットを発行しだした。
やった!こっっこれでチッタゴンへ行ける、、、、おやじドンノバード(ありがとう)俺達の安堵の表情とおやじのめんどくさそうな表情とは対照的であった。
ようやく チケットをゲットした俺達は停泊している船に走って乗船したのであった。

長い長〜〜〜い船旅。

夜9時出向のはずが、結局船が出た時間は深夜0時を廻っていた。翌朝にはチッタゴンに到着するとは聞いていたのだが、まったく着く気配がない。
他の乗客に聞いてみると、昼には到着するとのこと。しかし、それもデマだった。いくらたっても一向につく気配がない。
退屈な船内ではジャパニがこの船に乗ってるというので、俺達のキャビンの前にはたくさんの見物人の人だかりが出来てしまい、窓からジロジロと俺達の事をひたすら見ている。。
もう、ほとんど動物園状態。「お前らそんなに俺達の事がめずらしいのか!!しまいにゃ金取るぞ〜!」仕方がないので人が集まる度に、電機を消して寝たふりをして見物人が居なくなるのを繰り返す。いいかげんに早く着いてくれよ。頼むから。マジで。それにしても暇だ。
あまりに退屈しきっていたので、船長室に遊びに行ってみる。この船のキャプテンはカッコ良く船を操縦していた。周りの乗組員もとっても好意的だ。しかしそこも何時間も居られるわけでもなく。仕方なくキャビンにもどり巨大なゴキブリがうじゃうじゃいるベットでひたすら眠りつづけた。
船に乗って二回目の朝が来た、そしてついに船は早朝9時にようやくチッタゴンに到着した。ここまで来るのに、じつに2泊3日もかかってしまった。長い長い船旅だった。ひょっとしてこのまま永久に着かないんじゃないかとおもったよ。

何所にいるんだ!少数民族チャクマ

チッタゴンに着いた俺達は駅前の宿にチェックインするなり、すぐさまランガマティー行きのバスに乗り込んだ。ランガマティーに行く目的はただ一つ、少数民俗チャクマに会いに行くのだ!!。細く曲がりくねった山道をバスは走り、途中ラジエターの水を補給しながら(危険)、ランガマティーに到着した。

ここは山の中の湖があるとても静かな所だ。しばらく歩くと見覚えのある人が向かってくる。あっ!ダッカで一緒に食事をした、日本人のおっさんじゃないか!(名前最後まで聞けなかった)
俺達は再会を祝ってまた一緒に食事をした。どうやらおっさんも少数民俗チャクマに会いに来たという。

この村でも時々チャクマを見かけるのだが、ちらほらと数人しか見かけない。もっと大勢いるところはないのだろうか。俺達はおじさんと共にチャクマをさがした。お〜〜〜いチャクマの人達〜〜どこだ〜!!!おっさんは、達者な英語力で一人の仏教徒のチャクマに聞いてみた。すると彼は「私達のお寺があります一緒に行きますか?」とのこと、もちろん!!俺達はベイビータクシーをかっ飛ばしてチャクマのお寺に向かう。寺に到着すると、沢山のチャクマの人々が俺達を心良く迎えてくれた。
彼等は日本人と同じモンゴリアン系の民俗なのでとても日本人と似ていて何故かとても親近感がわいてくる。とても安心してしまう。お寺の中には金色に光る仏像があり、壁には仏陀の伝説が壁画として描かれあった、少しヒンドゥーを思わせるタッチだ。
彼等も自分達に似ている俺達に会えてとても喜んでくれてるみたいだ。
「この寺に泊まってってくれ、もちろん無料だ」
とも言ってくれている。しかし残念な事に、宿はもう取ってあるし、明日にはこの国を離れる俺達は、それは残念ながら出来ない事であった。
俺達はチッタゴンへもどるバスの時間がせまっているので、少し早いけれどもここを去る事にした。ありがとうチャクマ、短い時間だったけど心遣いに凄く感動したよ、さようなら、遠い兄弟。

いそいでバスターミナルまで戻って来たが、帰りの直通バスはすでになくなっていた。仕方ないので最終のローカルバスで帰ることになった。でも、このバスが地獄のように込み合っていた、、、、。押し合いへし合いの熱気がムッとする車内で3時間ほどの地獄のドライブに耐える。半分仮死状態になったころでやっとチッタゴンに到着した。爆死。




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