カルカッタ
スゴイトコロ
街中スラムだカルカッタ
恐るべしカーリーテンプル
サダルストリートにて…
ブッタガヤ
仏教の故郷
スジャ〜タ、スジャ〜タ〜
ブッタガヤぶらぶら散策
ローカルバスは辛いよ。
バラナシ
日本人宿、久美子ハウス
死と隣り合わせの街
火葬場バトル
アラハバード
俺達は列車に飛び乗った
聖地サンガム
デリー
またチケットが買えねえのか?
楽しい悪夢
幸か不幸か
簡単ヒンディ語
 

インド旅行記

日本人宿、久美子ハウス

 バラナシには、日本人バックパッカーが集まることで有名な日本人宿「久美子ハウス」がある。日本の女性である久美子さんがインド人と結婚して、バラナシで経営しているらしいのだが。いったい久美子さんとはどんな人なんだろうか?すごい美人だったらどうしよう!?まだ見ぬ久美子さんに興味津々のノリさんとベンちゃんであった。
 久美子ハウスにたどり着くと、そこから出てきたのは俺達の期待を裏切るかのように、気の強そうな太ったおばちゃんが現れた(汗)
後で聞いたが久美子さんは旅行者の間では、りえママ(宮沢りえのママ)そっくりと噂されていると言うらしい…。

 この久美子ハウスには、日本ではなかなかお目にかかれないような人達が沢山集まってくる。世界中を旅行しているスキンヘッドの夫婦、食中毒でゲロッピとゲリッピを上下から噴出している人、軍服を着ているおじさん、ロック好きのドイツ人、女性同士の旅行者、血便が出るまでガンジャ漬けになって社会復帰無理そうな人、といった感じで、日常の日本ではめったに巡り合えないとても希少で稀な人達ばかりがそろっている愉快なスポットだ。
ここの宿では、食事の時間になると、宿泊者が階段に一列に並んで、一階の調理場から三階の大部屋までバケツリレーで料理を運ぶ規則になっている。なんだか修学旅行のようなノリがあって結構おもしろい。それと、日本人が多いので情報交換がとてもやりやすくて何かと助かってしまう。
終始気を張っていないとならないインドでは、唯一日本のように安全な場所であった。

死と隣り合わせの街

 翌朝、早起きしてガンガーに小舟を乗りに行く、俺達は欧米人と計4人で舟をチャーターした。舟漕ぎのインド人は、1本のオールを使いゆっくりと舟を漕ぎ出した。
外の景色は朝日が昇りはじめて美しく輝いている。 川の流れは、ほとんどなく黄土色に濁っていてどう考えてもきれいな水ではないのだが、ヒンドゥー教徒とっては聖水であり、シバ神そのものなんだと言われている。さらに、この川で沐浴をするとすべての罪は洗われると言われている。
まだ肌寒いと言うのにガートには沢山のインド人が沐浴をしていた。しばらく行くと同乗している白人が指差した、「ボディーだ」見ると、そこには人の死体が浮いていた。日本だったら大事件になるところだが、ここではごくごく日常的な風景でしかない。その死体を流す川で沐浴もするし、洗濯もする、あげくの果てにゃゴミも捨てるし、チャイまで川の水で作りやがる。いろんな意味で凄い所だ。

そして昼、ノリさんとベンも重ねた悪事の数々を洗い流す為?沐浴をする事にした。
隣のインド人の美人お姉さんがやっているとうり、数回頭まで水に漬かってみる。
バッシャバッシャバッシャ
ベンもまねしてやってみる バッシャバッシャバッシャ
「あっ、この水飲んじゃった」とベンが言い出した。クックックこの死体汁、いや聖水を飲むなんて、きっとご利益があるかもよ…。

火葬場バトル

 火葬場のあるマニカルニカーガートに行ってみる事にした。火葬場に着くとさっそく建物の中からインド人のおやじが現われて俺達を勝手に案内しだした。うさん臭さを感じながら建物の中に入る。
そこの2階には、ここを自分の死に場所に選び死を待っている老人達の部屋があった。さらに上の階に上がると、ちょうど川沿いの火葬場が見渡せるようになっていた。
布に包まれた遺体が薪を組んだ上で焼かれている。放射熱が熱い。神妙に見つめる俺達の横でおやじはずっとガイド的な説明をし続けていた…。
「ここに来た人は薪代として、インド人で100ルピー外国人で200ルピーの献金が必要だ、君たちはいくら払う?」しばらく無視していたのだが、ますます声は大きくなった「いくら払うんだ!!」
くそったれ、やっぱりそれが魂胆か、こんな所でも罠が待っているとは、てめえごときに金など払うか!この野郎!。
これ以上無視するのも無理そうなので。そろそろ退散することにした。
おやじは怒り出していたがさっさと帰路についた…。




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