カルカッタ
スゴイトコロ
街中スラムだカルカッタ
恐るべしカーリーテンプル
サダルストリートにて…
ブッタガヤ
仏教の故郷
スジャ〜タ、スジャ〜タ〜
ブッタガヤぶらぶら散策
ローカルバスは辛いよ。
バラナシ
日本人宿、久美子ハウス
死と隣り合わせの街
火葬場バトル
アラハバード
俺達は列車に飛び乗った
聖地サンガム
デリー
またチケットが買えねえのか?
楽しい悪夢
幸か不幸か
簡単ヒンディ語
 

インド旅行記

やっぱりここは天竺だったブッダガヤ

 仏教の開祖である仏陀が、生まれ、悟りを開き、法を説き、入寂した地インドを、日本人は古くから「天竺」と遠く仰いできた。ここブッダガヤは、仏教徒における極めて重要な聖地だ。

 ブッダガヤの宿にたどりついたノリさんとべんちゃん。今日の宿は、ガンジャを吸う客引きのおやじに連れられて来た激安宿。部屋でくつろいでいると、その宿の小学生ぐらいの娘が俺達の部屋に遊びに来た、その子は手にもっていた揚げ物のお菓子を俺達にくれる。
「おっありがとう」さっそくいただくことにする。
「これは10ルピー」
「えっ、なんだよ、タダでくれるんじゃないのかよ、まあいいか」
ノリさんは、自分で持ってきた”かっぱえびせん”とお金をあげた。
なんでもここブッタガヤは、仏教徒にとって、この地に来ただけで涙してしまうほどの聖地らしい。インドからアジア各地に広まった仏教。この街には各国の仏教寺院がいくつも建てられている。タイ寺、中国寺、ブータン寺、ミャンマー寺、もちろん日本寺もある。それにしても、どうも伝言ゲームが微妙にズレてか?はたまたその国の文化と融合してか?各寺院ごとにそれぞれ違った特長がある。
 とりあえずはマハーボディ寺に行ってみる、そこには仏陀が悟りを開いたという菩提樹があった。なんでも近年ではオーム真理教の麻原彰晃もここで悟りを開いたらしい(笑)
ノリさんもここで瞑想に入る、、、、、、しばし瞑想、、、、、、。おっ!きたきたきた!!!なんだかサリンでも作りたくなってきたぞ。(ウソです)

スジャ〜タ、スジャ〜タ〜

 街を歩いていると、1人の青年が、街を案内すると言い出してきた、暇だったので彼について行く、「スジャータ村に行こう」と彼が言う。
「スジャータ!?コーヒーに入れるミルク(褐色の恋人スジャータ)じゃないか!!」
ちなみに、実際本当に、コーヒーのスジャータの語源になってるようで、仏陀は苦行で悟りを開こうとしたが、苦行では悟りを得られない事を知り、少女スジャータさんからミルク粥をもらい生気を取り戻したと言われている。
 スジャータ村に着くと、そこには小さなお寺があった。彼が案内する方へついていくと、そこにはリンガの石像が置いてあった、ようするに仏陀のチン●だ。
さらに奥に行くと、じいさんが現れて、お布施をしてしろと言い出した。じいさんが持っているノート帳には、沢山の署名が書かれている。そこには日本人や外国人の名前が沢山書かれていた。仕方が無いので50パイサだけお布施をして、日本語でノートに記帳しておく。
「変な男に連れられて、ここまで来ました。とりあえず、50パイサだけお布施しといたぞ」 と…。
ブッダガヤまで戻って来ると、今度は彼の家の前まで案内された。小さくて何も無い家だ、美人の奥さんが1人いる。彼は言った「ガイド料をくれないか?」なんとなく予想どうりの展開だ。 ノリさんは言ってやった「いいか、俺と君は友達なんだ、これはビジネスじゃない。だから金は払わない。でも、記念のしるしにこれをあげるよ」と、俺は余分に持っていた100円ライターを彼にあげた。

ブッタガヤぶらぶら散策

 夕方、ノリさんは近所のちびっ子達とクリケットで遊んで、たわむれる。
日が暮れた頃、日本寺に坐禅を組みに行ってみることにした。寺に着きお坊さんがお経を唱える後方で座禅を組んだ。身も心も神聖な気持ちだ、なんだか無我の境地に入って行きそうだ…、と、思っていたら、あたりには蚊が異常にたくさん飛びまわっていた。気になる、もんっの凄く気になる!。しばらくは我慢していたのだが、気がつくとメチャメチャ蚊に刺されてしまっていた。
かゆみをこらえて、顔に飛んでくる蚊には顔面を捻らせて必死に抵抗するが、このままだと本当にマラリアにかかってしまう勢いなので途中で抜け出し、踏んだり蹴ったりで宿にもどった。

 宿に着くと、オーナーの息子の部屋からインドポップスが流れてきた。
「パ〜ルデシパ〜ルデシジャナデリ〜」

おおっ、これは、今インドでめちゃくちゃ流行っている曲ではないか!!俺達も一緒になって歌っていると、宿の息子は自分の部屋に俺達を招き入れてくれた。彼のお父さんは昔日本に行った事があるらしい。銀座で撮った写真が飾られてある。彼は自分の持っているカセットテープを見せてくれた。
「これが、パルデシパルデシで、ほら、ビートルズもあるんだぜ!」
その横にはヒンドゥーの神様ハヌマーンのポスターが貼ってあった。彼は聞いてきた
「この神様は、知ってる?」
「あぁ、ハヌマーンだろ、サル顔の」
「ハハハそうだよ」
やはりインドの人でもサル顔は笑うところなのか…、妙なところに感心するノリさんであった。

ローカルバスは辛いよ

 翌朝、今日は早起きしてここブッタガヤからローカルバスでバラナシをめざす。バスはボロボロのTATA製のバスだ。車体はギシギシと不気味に軋んでいて、ほとんど廃車寸前仕様と言った感じだ。座席にクッションなど無く、ウインドウはつねにガタガタガタガタと振動音をたてる。もちろんバスの屋根にまで人が乗ってる混雑ぶりだ。
バラナシまでの道のりはちょうど仏陀が説法してまわった道のりでもある。その聖なる道をバスは爆進して行った。道を行くにしたがって、バスは徐々に込み合ってきた。インド人のババアは、ただでさえ狭っ苦しいと言うのに、俺達の座っている座席の小さいスペースに無理矢理座ってきやがった。ノリさんとべんちゃんはかなり辛い姿勢でのドライブとなってしまった。窓の外には荒野が広がり、ガラスのない窓からはつねに埃っぽい風が吹き込んでくる。バスはやたらとクラクションを鳴らしながら、えんえんと続く道を走り続けた。
かなりの時間走ったころ、俺達はウトウトと眠りこけていたのであった。。。。
ウトウトウト、、、、バン!!突然、体が不意打ちのパイルドライバーでもくらったかのように30センチほど宙を浮いた。ノリさんとべんちゃんも眼が点状態。
「うわ〜〜〜〜今、体が浮いたよ浮いた!!」バスは道路の窪みでジャンピングしたみたい、ああ〜マジであせった、大丈夫なのかよ?このバスは‥‥。
しばらくすると今度は、後ろの乗客がいきなりラジカセでインドポップスをフルボリュームかけだした。
「どうでもいいけど、なんでもありだなこの国は…」
やがて昼ごろになると、何処かのバスターミナルに到着した。
「ここはいったい何処なんだろうか?いったい、いつ到着するのだろう?」
バスの停車中に少年が窓越しにピーナッツを売りに来たので1つ買っておく。
再びバスは走り出すが、いっこうに目的地であるバラナシに着く気配がない。
「 バスに乗る前は午後2時頃到着すると聞いていたんだが…」
長時間のロングドライブでノリさんとべんちゃんのケツは痛くなってしまい、すでにカラータイマー点滅状態となっていた。早く宇宙に帰らないと死んじゃう!
さらにしばらく走っていると、突然、バスが傾きはじめた、ガ〜〜〜、いきなりバスが横転しそうにローリングする。後方には大量の砂煙りが巻き上がった。どうやら道路上に横転していたクルマをを避けるために路肩を走行したようだ。
「おっ俺達、生きてたどり着けるのだろうか」
運転の荒さに加え車体のボロさも手伝って道路脇にはスクラップになった事故車がよく倒れている。どうか無事に着いて下さい。これじゃ〜現実の『スピード2』状態だよ、おお神よ!仏陀よ!シバ神よ!どうか、どうか〜。
 夕方、ようやくあと少しのところでバラナシの街が見え始めたころ、手前に架かっている大きな橋が大渋滞でビクとも動かなくなってしまった。どうやら渋滞の先頭は牛車がゆっくりと走っている、と言うか歩いている。そりゃ渋滞になるってんだよ!!!。
やがて五時ごろにようやくバラナシ駅に到着。ノリさんとべんちゃんは長時間のドライブでかなりダメージだ。たとえて言うとディズニーランドのビックサンダーマウンテンに100回連続で乗った気分だ、俺達はフラフラしながら今夜の宿を探すのであった…。




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