秘伝 ネパールお買い物術
極東亜細亜探検隊コードネームnori & BEN
■ネパールのお買い物 旅行中の楽しみといったらやっぱりお買い物、ところがアジア諸国での買い物といったら当然交渉をしなければならない。しかも相手は百戦錬磨の商売人なので、おいそれとは上手くいかないのが交渉なれしてない日本人の悲しいところ。陽気なネパリーを相手の交渉ならまだしも中には凶悪な行商人までいたりするので本当たいへん。ま、そんなお買い物時の交渉をスムーズに事を運ぼうと思ったら当然こちらも秘策が必要なのだ。
そこでネパール旅行中にnoriさんとBenちゃんが実践し、大きな成果をあげた秘作を公開しちゃいましょう。あんまりこの方法がメジャーになってしまうと効果が薄れるのであまり公開したくないのだけど、こっそりと教えちゃいましょう。
■物価をリサーチ 物の相場がわからなければ強気の交渉は出来ないので、まずは何件かの店で価格を調査しておく。基本的に定価というものは存在しないが、これぐらいという相場は存在するのでそこをチェック。
価格調査中ではたいていの場合「もっと安くするから」と、言って店側の強烈な引き止めにあうけれど「考えておく」とか「今は金ない」とか言えばそれほどしつこく引き止められない。
■交渉術 こちらが外国人となると、だいたいにおいて値段を吹っ掛けてくると思ったほうがいい。中には調子に乗って相場の3〜4倍の価格を吹っ掛けてくるので要注意。
その際「ネパールはいつ来たんだ？」とか「ネパールは何回目だ」とか聞かれる事が多いのだけど、「一ヶ月前」とか「3〜4回目」とかまぁ適当に答えておきましょう。相手に足元を見られちゃ〜いけません。もちろん値段を聞くときも
カティーパイサ？＝これいくら？
ガタウヌスナ＝高い
チャヒンダイナ＝いりません
この三つのネパール語を連発して、ある程度ネパールの事情は承知の上ですぜと相手に匂わしておく。さらに数字までネパール語を駆使できたらなお効果的。
交渉中は相手のペースになってしまうのが一番危険なので、こちらも大見栄きって交渉しましょう。もし納得いかなくても「ここで買わなくても他で買えばいいさ」と思う気持ちも大切。相手が提示した額に対して渋るとたいてい「いくらで欲しいんだ？」などと聞いてくるので、とりあえずは半額くらいの値段を言っておくと。するとたいてい「それじゃこっちの商売にならないですぜだんな」と言ってきて「この商品は●●が××でとてもいい商品なんだ」などと相手も商品の良さをアピールしてくるので、徐々に相手と自分の金額に近づけていき、もうこれ以上値段が下がらないとなるといよいよ必殺技の炸裂となる…。
■必殺技 その１ noriさんの物々交換作戦
極貧国に数えられるネパールでは、一般人にとって輸入品はなかなか市場に出回らないか、あったとしても一般人にはとても高価な物となっているので、あらかじめ日本からもういらなくなった物や不必要な物をもって行き交換して貰おうというのがこの作戦。物々交換でネパールの誰かに大切に使ってもらうと思えば、不思議といいことした気分にもなってくる。
ちなみに今回、noriさんが持っていった品物は
・10年間使い古した皮のコート
・店頭展示用の携帯ダミー
・どこかでパクッた毛布
・Dバック
・H本の切れ端（結局、宿の兄ちゃんにあげてしまった）
こんな、しょうもない物ばかりだけど、みんな喜んで交換してくれました（笑）具体例はこちら
その2 BENちゃんの合わせ技作戦
あまり大きな声では言えないが、ネパール商人の計算能力は低い。みやげ品を「あれもこれも」と合わせて買うことで、店のオヤジを混乱させてしまえ！というのがこの作戦。交渉を続けるうちに本音の価格が、ついポロリ…。どのくらい安くなったのか、みんなも計算してみよう！
具体例はこちら
最後にひとこと
・ネパールではカトマンドゥを中心に物が流通しているため地方の方が物価は高め。しかし物によっては地方の方が安い物も。
ポカラ カトマンドゥ レンタルサイクル Rs.50 Rs.80〜150（倍以上高い） インターネット １分／Rs.1（倍以上高い） 60分／Rs.30〜20 アンモナイト Rs.300前後（上物多し） Rs.200〜300（質は落ちる） アンモナイトに関してはポカラの方が上質な物が多く出回っている。 ・ネパール人の一月分の給料は、公務員・先生で5000〜3000ルピー、並の庶民1000ルピー、パシリにいたっては数百ルピーといった感じで貧富の差が大きい。彼らの身になって金を使おう。
BACK INDEX NEXT
All right reserved. (C)nori 2000 This site is only provided by Japanese.
