なんでこんなもん売ってるんだ〜!!いったい誰が買うんだ〜!!思わず絶叫の凄い市場。
ここは東大門市場の外れにある「黄鶴洞(ファンハクドン)蚤市場 」、通称「お化け市場」とも「万物市場」とも言われまた単に「がらくた市場」とも言われる場所。ようはエリアが広大すぎてちゃんとした正式名称がついてない所なのだが、東大門市場側から歩いて来ると何故か必ずブタの丸焼きを焼いている屋台があるのが目印。そこから数キロメートルにわたって、ゴミやら、がらくたやらよく訳のわからない物を路上に並べて売っている、そんな混沌としたカオスな市場なのだ。ここでは東大門市場や南大門市場よりも大規模だというのに日本人ではよっぽどの奴じゃないと訪れない。
ざっと店を見ると、古本屋、骨とう品屋、ゲーム屋、カセットテープ屋、まむしの生き血屋、軍服屋、中にはどう見てもゴミにしか思えない物まで売っていて、とにかくなんでもかんでも売りさばく前人未到の恐るべき市場。歩道から車道にいたっても店やら物やらダンボールやらバイクやらが散乱している感じで、そこに行商人から客までひっきりなしに行き交っている。本当に韓国人エネルギッシュを感じさせる凄いところだった。
統一展望台
釜山から北上を続けてついに38度線にたどりついた。まあ、この後また釜山まで戻らなくちゃならないんだが…。ここはイムジン河と漢江のちょうど合流地点にある統一展望台で周囲は非武装地帯に指定されており対岸には北の大地が見渡せるようになっている。
統一記念館に入場してみると、つい先ごろ行われた南北首脳会談の金大中と金正日の握手をしている写真がでかでかと飾られ、南北との友好ムードが盛り上がっている感じだ。館内に入ると北のおもちゃやら生活用品など展示され、小学校の教科書なども展示されていた。教科書の内容はと言うと…算数、国語、社会、すべてにおいて金正日マンセー史観となっており、極端な思想教育が行われている。こうして思想は作られ、片寄った正義感を持ち、人間は形成されてゆく。まあ、これは北だけにかぎった話ではないのだが…。
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