釜山上陸
俺達が乗った船は博多〜釜山を一晩かけて韓国に向かう「かめりあ丸」午後7時に出向〜翌朝8時30分到着、トータルで約13時間30分の船旅。
本当は、夜中の2時には釜山に到着しているのだが、夜は港が閉鎖されているため港に船が入港出来ないのだ。そんなんだったらもうちょっと出航時間を遅らせてくれよな〜、などとも思うが安いのだから仕方がない。ちなみに、高速船のビートル2ジェットフォイルで行けば3時間ほどで釜山に着いてしまう。
かめりあ丸の「船内2等B」の客室は、大部屋になっておりみんなが雑魚寝するというタコ部屋だ。 客は韓国へと荷物を運ぶ、かつぎ屋やバックパッカー。他にも韓国人ビジネスマン
などが乗船していて、韓国人客は、ほとんど全員がお弁当やキムチとかカップラーメンなど持参で持ち込んでおり、花札をやりながらワイワイガヤガヤ過ごしている。船内には大浴場があって、ちょっとした温泉気分も味わえるのだけど、船が揺れると波のプールに早変わりしちゃうと言ういかしたお風呂だ。
「まあ、それにしても、たまには船旅って〜もんもいいもんだね〜」早起きをして甲板から昇る綺麗な朝日を見て、旅情にふけるノリさんとべんちゃん。
しばらく、釜山へ到着するまでの間、ゆっくりと朝風呂に入り準備をすませる。やがて船は釜山港にゆっくりとすべりこんだ。
釜山の街に出てみると、そこには日本のような町並みがあった。街の風景から行き交う人々や車までも、まるで日本みたいだ…。これまではまったく異なる文化圏の国ばかり旅行していたので、今回は逆に不思議な感じがする逆カルチャーショックを受けてしまった。こんなにも日本に似ている国もあるんだなぁ〜。
必要以上にさんざん驚いて、とりあえず釜山駅まで歩き、列車に飛び乗り、いきなり大邱(テグ)をめざした。
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