香港
ついにこの日が
香港フライト
重慶大厦
北角(ノースポイント)
さらば爆裂空港、啓徳空港
凄いぜ中国4000年の食文化
香港カウントダウン
いったい何所でカウントダウンすればいいんだ〜
民主化デモ闘争!
中国に復帰した香港
上海
上海到着
上海クンフー修行!
超人・上海雑技団
上海ジャズバンド
 

ついでに上海


上海到着

香港を後にしたノリさんとベンちゃんは、次の目的地である上海国際空港に到着。
実を言うと香港-東京間の往復チケットが取れなかったので、俺達は上海経由で日本に帰国することになったのだ。まあ、せっかくなんで、上海の街も見ていくつもり。
念のために外国人が宿泊可能な安宿を確保するため空港の観光案内で一番安いホテルを予約しておく。空港からはバスで市内まで移動。やがて南京東路に到着すると、そこは想像以上に大都会だった。どうも中国となると共産主義のイメージが強いためにここまで改革開放がすすんでいるとはおもってなかったのだ。てっきり人民服を着ている人とかいるもんだと思っていた(笑)。それにしてもチャリンコ軍団がむちゃくちゃ多い。トローリーバスも走っているし運転もかなり荒い。やはり香港とは違うな。
ここ上海でも香港返還記念を祝って街のあちこちに「香港回帰」と書いた垂れ幕などが目立つ。
とりあえずは、ホテルにチェックインをする。ホテルの部屋に案内されると、そこは今までに無いくらい超高級ホテルであった!!いや、正確に言うと上海の一番安めのホテルなんだけど、重慶大厦にくらべると部屋は広いし綺麗なうえに値段も安い!香港では返還料金で割増し価格だったとはいえ、なんだか物価の差を感じてしまう。
さっそく外に出てみる。デパートに入ってみても物は意外なほどに揃っているし、そのどれもが激安だ!香港では物価高のために節約旅行の日々を過していたノリさんとベンちゃんにとって、それはそれは感動的と言えるぐらいの出来事であった。あぁ〜上海よ。ありがとう!金欠ぎみだった俺達がいきなり金持ちに変わった瞬間であった。

上海クンフー修行

翌朝、早起きして上海公園へ行ってみる。公園に入ろうとすると、入り口でオヤジに止められた。どうやら外国人は有料らしい。ちくしょう。まあ仕方がない。たかだか数十円だ。公園に入ると、そこには沢山の人達がカンフーの型や大極拳を練習していた。
ちなみにノリさんとベンちゃんはいつも中華圏の国に行くと早朝の公園に行って大極拳を見に行ったりするのだが。ここ上海はさすがに本場だけあって非常に大規模だ。やはり大陸は違うなぁ、人の数が半端じゃない。まるで国民全員が鍛えまくっている気がする。凄げえところだよ中国ってところは。
園内を歩いてみると混術の型をやっている若者や、槍術をやってるおばさん。中には家族づれでカンフーの型をバチッと決めている人もいて、そこの子供は涼しい顔して足をいきなり180°開脚。なにやら将来の末恐ろしさを感じさせるよ。
民衆の中には白人やアラブ系外国人もいたりしてかなりのレベルの人も見かけた。一番笑ったのが物凄いいきおいで鉄棒をやっているヨボヨボのじいさんは、ブンブンと振子のように体を振りながら独自の鍛練法を開発していたり。さらに他のじいさんは、鉄棒の下に回転するコロが付けられていて、それをリスのコマ廻しのように脚をバタバタさせコロをクルクルクルクルと回転させるという鍛練法を実践していた。マンガみたいでかなり笑える。
それにしても老若男女が誰でも鍛えてる感じの恐るべし中国だ。

超人・上海雑技団

上海と言ったら、世界にその名を轟かす「上海雑疑団」がいる所だ。ノリさんとベンちゃんもぜひぜひこの眼で見てみたいと思っていたのだ。昼の間に前売り券を購入しておいて、夕方、会場に出かける。
場内の観客は、日本人の修学旅行生や白人の観客で満員になっていた。
やがて幕はあがりショーが始まる、こっけいなおじさんが場内を沸かす。
ステージは、徐々に佳境に入ってゆき、エルビスの音楽にあわせてスティックやシルクハットを振り回し自在に操るギャルが出て来たり、続いては爽やか青年がナイフを使ったジャグラー、3本のナイフをお手玉のように投げてはキャッチする、しかもこれらの演目はどんどんエスカレートしていくのだ!そのうち5人ほどステージに現れ、互いにナイフをクロスさせるように投げあうのであった、その光景は緊張と狂気の芸術のようだった。
隣の白人のおばさんは、しきりに「オーマイガッー」を連発していた。俺達も口あんぐり状態で、よだれが垂れ流れるのも気がつかずに見入った。
まだまだ超人技は続く、シーソーで人間を吹っ飛ばし空中3回転をきめながら人の肩車で着地したり、軟体動物なんたいちゃんだったり!?、高く積み上げた椅子の上で何人もの人間が逆立ちしたり、まるで神業のようだ。しかも所々僅かなミスがあったりするので、見ている観客はヒヤヒヤドキドキもうどうにでもして〜〜状態。
究極の人間ってこんな事まで出来てしまうんだな〜。またしても恐るべし中国。

上海ジャズバンド

明日、帰国するので今晩で上海の街ともおさらば。ノリさんとベンちゃんは最後の夜にジャズバーに行ってみることにした。今日は週末ということもあって南京東路は歩行者天国になり街は大勢の人々でにぎわっている。その人ごみの中をローラースケートで駆け抜けていく人達がたくさんいる。流行っているみたいだ。

俺達が着いた先は、建物からして上海租界の面影を今も残す「和平飯店」。ここでジャズでも聞きながらカクテルなんぞ飲んでみたかったのだ。バックパッカーらしからぬ感じもするけど、最後くらいちょっとした贅沢ってとこだ。
バンドマンたちは、みなさん高齢でまさか租界当時から演奏してるのか?とか思わせるような感じだった。曲はグレンミラーなどのスタンダードナンバーを演奏している。
俺達はカクテルを注文し、今回の旅の話を話しあっていた。
やがてバンドは、店内に日本人がいる事が分かるとなんと演歌を演奏し始めた。。。きっとこれもサービスなんだろうけど、どっちかって〜とシラケるんだよな〜「北国の春」やられてもさぁ…。
一杯のカクテルでかなりの時間ねばっていたが、そろそろ長居するのも限界がきて、引き返す事にする。お会計ではきっちりとチャージ料まで取られていた。上海の物価感覚から言うと異常な値段であった。

さらば上海

翌日、俺達は空港に向かうために、ベンちゃんが3輪バイクのおばちゃんに値段交渉。隣で見ているとなんと、ベンの奴、この3輪バイクで空港まで行ってくれと交渉している。すごく遠いのに…。原チャリのカブエンジン搭載のこの3輪バイクで、おまけに3人も乗車して空港までなんて不可能なのでは?
当然断わられて近くのバス停まで乗せてもらう。それにしてもベンの感覚って中国人以上だよな〜〜。

おばちゃんの操縦する3輪バイクは、ギュルギュルと無気味な音をたてながら上海の街を後にするのであった…。

終わり




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