空港近くにある九龍灘に行くためにミニバス(小巴)に乗り込んだ。ミニバスを運転しているおばちゃんに一応、行先を書いた紙切れを見せておく。九龍灘に着くと運転手のおばちゃんが「着いた!」と教えてくれた。
しばらく商店街を歩いていると突然、街中に轟音が轟き渡った!
ゴオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォーーーー----ぴゅ〜〜〜〜
ジャンボジェットが爆音とともに上空をかすめていったのだ!
「すすすすっ凄げぇ〜迫力」あまりの迫力に一瞬動きが止まった後、大笑いしてしまった。
ここ九龍灘は、飛行機の着陸行路の真下にある街で、5分に一機の割合いでビルの上空をジャンボが飛び去って行くクレイジーでファンキーな場所。
ちなみに、啓徳空港は滑走路が1本のため飛行機は山が連なっている北側からの進入をさけて、南側から進入し山にぶつかると思うくらいの所で旋回を行い墜落しそうなくらいの低空でビルの立ち並ぶ上空スレスレをかすめていくのだ。
ノリさんとベンちゃんはデパート・九龍センターの屋上に上ってみる。そこからは巨大なジャンボが今にも墜落しそうな勢いでビルの上空をとんで行く光景がよく見える、ド迫力スポットだった。
しかし、この光景も来年に新空港が完成するため、消え行く運命なのだ。また一つ香港名物が消えてしまう感じだ。
爆裂クレイジー空港もこれで見納めか、、、、。さらばカイタック‥
物事はつねに変わりゆく物だけど、あるものが消えてゆくのはなんだか寂しい気持だ。かつての、九龍城砦、小鳥街、路上の屋台、水上生活者のジャンクそして、啓徳空港、、、。強烈で、超インパクトのある、素敵でナイスな場所がなくなるなんて、香港らしさがどんどんなくなっていってしまう。
凄いぜ中国4000年の食文化
香港といったら、やっぱ食の宝庫だろ!?という訳で、とりあえず何か食べに行く。
「こうゆう店がホントはうまいんだよな〜」と、勝手に判断して、俺達は小さくて子汚い食堂に入った。しかしメニューは当然の事ながら中国語、漢字を見て料理を適当に判断するしか無い。漢字を解読して”鳥肉の飯”らしきものを注文してみた。しばらくして、オヤジが持ってきた料理は、どんぶり飯の上に、鳥の足が無気味に爪を開いて無造作に置いてある得体の知れない食いもんだった(汗)こっ、これを食えと?
中華となるとどうも食文化が多彩すぎるようで、中には意味不明の料理達が存在するみたいだ。
とあるデパートの中に「名古屋」と言う日本料理屋を発見した。その店は、カウンターで料理を買ってからそこらのベンチで食べるスタイルの店なのだが、そこでかき氷を発見!ちょうど死ぬほど暑くてたまらなかったので、さっそくかき氷を注文する。
しかし出てきた物は、見た目はかき氷なのだが何故かサイダーの中にかき氷が入れられていて、さらに、その上にアイスクリームがクリームソーダのようにのっかっている代物だった。そのかき氷もどきは、数分もしないうちにすべてサイダーの中に溶けてしまい、なんだか訳のわからないグチャグチャの汁になってしまった(汗)
こっこれは、かき氷って言わないと思うんだけどな…。
まだある。定食屋で定食を注文するとかなりの高い確率で、無気味なゆで卵が付いてくる。これぞ理解不可能料理の逸品だ。かなりの長時間ゆでられたみたいで、黄味が黒ずんでいる。これを食べてみると、、うっ!、ノーコメントとさせていただきます。(大汗)
その他、死ぬほど甘〜〜いアイスコーヒーもどきのコールドコーヒーとか、ほっかほっかの温かいホットコーラ。わさびぐちょぐちょにして食べるお寿司など、料理の鉄人もビックリの珍品がたくさんある。う〜〜〜ん、奥が深すぎてようわからん。
でもきっと、彼等にとってはこれが旨いんだろうな〜〜きっと。
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