香港
ついにこの日が
香港フライト
重慶大厦
北角(ノースポイント)
さらば爆裂空港、啓徳空港
凄いぜ中国4000年の食文化
香港カウントダウン
いったい何所でカウントダウンすればいいんだ〜
民主化デモ闘争!
中国に復帰した香港
上海
上海到着
上海クンフー修行!
超人・上海雑技団
上海ジャズバンド
 
世紀の大イベント香港返還

大変だ!ついにあの日が来る!

ちょっと、ちょっと、大変だ!ついにあの日が来る!ノストラダムス…じゃなくって、え〜っと、そう香港返還だ。1997年7月2日、香港はイギリス領土から中国に返還される日が近付いている。日本のマスコミの報道でもその関心の高さが伺える。
なんでも返還当日は数年前からすでにホテルはすべて満室状態になっているとか、返還後はいったいどうなってしまうのか? とか、さらにさらに、地元香港でも自由な今のうちに海外へと移民ラッシュが跡を絶たなかったりで、まあ、えらい騒ぎだ。はたして、返還後はいったいどうなってしまうのか?俺の好きな香港映画はどうなってしまうのか!政治体制がまったく異なる中国に変ってしまうというのは共産主義化の心配もあるし、今の段階ではこの先まったく不透明。

しかし香港返還の時期にはたして旅行はできるのだろうか?チケットは?宿は?
そうこうしているうちに、なんとベンちゃんはどこからともなく香港行き極悪チケットを手に入れてきた、帰りは直通便が取れなかったらしく上海経由で帰国のチケットだった。ま、と言うわけで、世界中が注目する世紀の大イベント香港返還。
当然ノリさんべんちゃんも歴史の証人となるべくチケットだけを握り締め香港へ旅立ったのであった。

香港フライト

香港へ向かう飛行機は、あれだけ報道されてたにもかかわらず予想に反して空席が目立つ。
「何故だ、いったいどうして?普段の香港行きの方がよっぽど混んでるじゃないか」
香港返還のプレミア価格に愛想つかされて結果的にチケットがさばけなかったのだろうか?普段は、忙しそうなスッチーのお姉さんでさえも暇そうだ。
「どうしてこんなに空いてるんですか?」スッチーに聞いてみる。
「さあ先週の方が混んでいたのですが…あの失礼ですがどちらで航空券を買われたのですか?」
「大阪の怪し気な旅行会社ですけど」
「あっ私、大阪出身なんですよ」
「えっほんまですか!!!」
「お客さまも大阪の方なんですか!!」
「ハイ!!全然違います東京です」
「クスクス…」 意味不明の会話をかわしながら、飛行機は啓徳空港(カイタック空港)に到着した。

重慶大厦(チョンキンマンション)

おおお、ついに香港に来てしまったよ。街は普段の三倍以上ハデハデに飾り付けがされていた。しかし、はたして今日の泊まる宿はあるのだろうか?ホテルはすべて満室という話を聞いていただけに不安だ。最悪は、九龍公園で野宿ってか?
とりあえず、最初は旺角(モンコック)にある日本人に有名な安宿、ラッキーハウスへ行ってみる。がっ、あっさりと満室で断わられてしまう。仕方が無いので重慶大厦(チョンキンマンション)に向かう。すると客引きのオヤジに捕まってしまい、オヤジにつれられA棟4階にあるゲストハウスに到着した。ツインの部屋でシャワー&トイレがありテレビとエアコン付きで、窓からはネイザンロードも見えるという、まあまあの宿であった。オヤジと値段の交渉をするが返還価格ということもあってかなりボラれてしまった。まあ泊まる所があっただけ良しとするか。
それはいいとして狭い部屋を無理矢理ツインルームにしてある為、窓際のベットがとても小さい、横になるとピッタリ壁に足がついちゃう、、。ノリさんとベンちゃんはジャンケンでベットの場所を決めることにした。するとあっさりノリさんが負けてしまった。くそったれ!ちっこいベットの方が窓際だからいいんだよ!なろー。

翌朝、重慶大厦の中を探検してみる。ひたすら増築を繰り返し完成した(?)重慶大厦は、あやしげな店があちこちに存在し、老朽化が進んだ建物にションベン臭い階段と意味なく散乱しているゴミ、さらに廃墟のような便所があったりして、香港最後の魔境と言われる人気スポットだ(?)。
中にはインドやパキスタン中近東の人々が商用でたくさん滞在しているので、彼等向けのインド料理屋などがあったりする。ノリさんとべんちゃんは、朝食を食べるためインド人が経営している店に入った。店のオヤジが英語のメニューを持ってくる。だがそのメニューはトーストやコーヒーしか載っていない外国人メニューだった。
これじゃない!本来のメニューが絶対あるはずだ!カレーとチャイを2つくれ!
オヤジはOKと言って厨房に入っていった。店内には無表情のサリー女と、往年のレスラー、ザ・シークのようにターバンを頭に巻いた人などで、まんまインドの雰囲気たっぷりだ。当然カレーもインドそのものであった…。

北角ノースポイント

香港島に渡り北角(ノースポイント)まで路面電車(トラム)で移動する、ここには大きな街市(市場)があるのだが。なんとここの市場、道のまん中にトラムの路線があるために、市場の道のまん中を人込みをかき分けるかのようにトラムが突っ込んでくるデンジャラスながら、なかなか味のある場所だ。
しかし、そこらを行き交う人々はトラムが迫って来ても、特に慌てる風でもなく直前までトラムがせまってくると、ヒョイっとなにげに避けるだけで、ごくごく平然としているところが結構笑える。
おっさん、おばさんたちがワイワイガヤガヤと騒がしく溢れ乾物屋や漢方薬を売る店も多い。周囲にはなにやら得体の知れない臭いまで漂っているし。なんて香港的なトコロなんだろうか。
なんだか活気のある街を歩くだけでとっても気持ちいい。そんな街をしばらくブラブラする。おっさん、おばさん達が大声で広東語を話し合っていたり、豚肉を中華包丁でバンバン捌いているのを見ていると、なにやら不思議なエネルギーを与えられたような気分になってくるノリさんとベンちゃんであった。

さらば爆裂空港、啓徳空港(カイタック空港)

空港近くにある九龍灘に行くためにミニバス(小巴)に乗り込んだ。ミニバスを運転しているおばちゃんに一応、行先を書いた紙切れを見せておく。九龍灘に着くと運転手のおばちゃんが「着いた!」と教えてくれた。
しばらく商店街を歩いていると突然、街中に轟音が轟き渡った!

ゴオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォーーーー----ぴゅ〜〜〜〜

ジャンボジェットが爆音とともに上空をかすめていったのだ!
「すすすすっ凄げぇ〜迫力」あまりの迫力に一瞬動きが止まった後、大笑いしてしまった。
ここ九龍灘は、飛行機の着陸行路の真下にある街で、5分に一機の割合いでビルの上空をジャンボが飛び去って行くクレイジーでファンキーな場所。

ちなみに、啓徳空港は滑走路が1本のため飛行機は山が連なっている北側からの進入をさけて、南側から進入し山にぶつかると思うくらいの所で旋回を行い墜落しそうなくらいの低空でビルの立ち並ぶ上空スレスレをかすめていくのだ。

ノリさんとベンちゃんはデパート・九龍センターの屋上に上ってみる。そこからは巨大なジャンボが今にも墜落しそうな勢いでビルの上空をとんで行く光景がよく見える、ド迫力スポットだった。
しかし、この光景も来年に新空港が完成するため、消え行く運命なのだ。また一つ香港名物が消えてしまう感じだ。
爆裂クレイジー空港もこれで見納めか、、、、。さらばカイタック‥
物事はつねに変わりゆく物だけど、あるものが消えてゆくのはなんだか寂しい気持だ。かつての、九龍城砦、小鳥街、路上の屋台、水上生活者のジャンクそして、啓徳空港、、、。強烈で、超インパクトのある、素敵でナイスな場所がなくなるなんて、香港らしさがどんどんなくなっていってしまう。

凄いぜ中国4000年の食文化

香港といったら、やっぱ食の宝庫だろ!?という訳で、とりあえず何か食べに行く。
「こうゆう店がホントはうまいんだよな〜」と、勝手に判断して、俺達は小さくて子汚い食堂に入った。しかしメニューは当然の事ながら中国語、漢字を見て料理を適当に判断するしか無い。漢字を解読して”鳥肉の飯”らしきものを注文してみた。しばらくして、オヤジが持ってきた料理は、どんぶり飯の上に、鳥の足が無気味に爪を開いて無造作に置いてある得体の知れない食いもんだった(汗)こっ、これを食えと?

中華となるとどうも食文化が多彩すぎるようで、中には意味不明の料理達が存在するみたいだ。
とあるデパートの中に「名古屋」と言う日本料理屋を発見した。その店は、カウンターで料理を買ってからそこらのベンチで食べるスタイルの店なのだが、そこでかき氷を発見!ちょうど死ぬほど暑くてたまらなかったので、さっそくかき氷を注文する。
しかし出てきた物は、見た目はかき氷なのだが何故かサイダーの中にかき氷が入れられていて、さらに、その上にアイスクリームがクリームソーダのようにのっかっている代物だった。そのかき氷もどきは、数分もしないうちにすべてサイダーの中に溶けてしまい、なんだか訳のわからないグチャグチャの汁になってしまった(汗)
こっこれは、かき氷って言わないと思うんだけどな…。

まだある。定食屋で定食を注文するとかなりの高い確率で、無気味なゆで卵が付いてくる。これぞ理解不可能料理の逸品だ。かなりの長時間ゆでられたみたいで、黄味が黒ずんでいる。これを食べてみると、、うっ!、ノーコメントとさせていただきます。(大汗)

その他、死ぬほど甘〜〜いアイスコーヒーもどきのコールドコーヒーとか、ほっかほっかの温かいホットコーラ。わさびぐちょぐちょにして食べるお寿司など、料理の鉄人もビックリの珍品がたくさんある。う〜〜〜ん、奥が深すぎてようわからん。
でもきっと、彼等にとってはこれが旨いんだろうな〜〜きっと。

 




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