朝鮮初等学校 学校公開
門の奥に受け付けが 国旗も大きくアピール 先生はチマチョゴリ 黒板の上にはスローガン

朝鮮学校潜入

 時は日朝首脳会談が行われた数ヶ月後、拉致事件や不審船と麻薬疑惑や核疑惑などいろんな問題が取りざたされてるこの時期に朝鮮学校の公開授業が行われた。ある意味北朝鮮ファンのオレ達も査察団?となって学校公開を見に行くことにした。今回の日朝会談ではさまざまな国家的な犯罪行為が明らかになってしまったわけだけど、そのことは民族学校の人々にとっては相当な衝撃だったはず。きっと今回の学校公開も、そんな悪いイメージを払拭すべく自らのクリーンな授業風景を見てもらいたいとのことなのだろう。

ヨロブン、アラッソヨ? 教科書ごしから 授業を受ける生徒達 一生懸命勉強しましょう

 教室での授業は、女性の先生はチマチョゴリを着ており、黒板の上には「愛そう、我々の同志、我々の学校」のスローガンが掲げてあった。ひとつの学年の生徒数はだいたい10〜20人程といった感じで年々生徒数は少なくなっているようである。ただ人数が少ない分、生徒同士の連帯感はとても強いように思えた。当然、生徒達は日本で育った3〜4世代の子供達が大半であろうからすでに感覚的には日本人そのものなのだけど、授業はすべて朝鮮語でおこなわていた。1年生の授業では比較的わかりやすい言い回しでゆっくり大きな声で行われるのだが、学年が進むにつれて勉強も朝鮮語も難易度を増していき、高学年ともなると完璧なバイリンガルになっている。さらに、4〜5年生ともなると英語の選択科目が希望者に行われ、教育水準でいうと日本の学校よりも高いのかもしれない。クラブ活動ではサッカーやバスケ、それと舞踊と音楽にも力を入れてるようであった。

 授業風景でえらく日本の物と違っていたのは書道で、ここでは書芸と呼ばれており、なんと先生の周りに生徒を集め立ったままで習字をしていた。日本では書くときの姿勢も精神統一などの意味もあるが、朝鮮式では特に関係ないみたい。あと、音楽の授業では先生がピアノを弾きながら一小節ごとに歌い、子供達も後を追うように歌っていたのだが、先生の声が妙に高いソプラノ調だったのがなにげに気になった。

 生徒達はみなとても勉強熱心で挨拶がとてもハキハキしている印象。廊下ですれ違うたび、眼と眼が合うたび、トイレで並ぶたびに「こんにちは!」と挨拶されてしまいました(笑)。

時間表
金曜日 学年 1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生
1時限 国語 算数 国語 算数 図工 音楽
2時限 音楽 国語 算数 国語 図工 社会
3時限 算数 日本語 国語 日本語 社会 図工
4時限 日本語 音楽 日本語   算数 図工
5時限     理科   国語 国語
6時限         日本語 理科
クラブ活動      
舞踊、音楽 3:00〜
下校時刻
下校→3時
  
下校→3時
英語教室    
5:00〜6:00
土曜日 学年 1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生
1時限 書芸 日本語 国語 算数 保険 国語
2時限 算数 書芸 日本語 国語 国語 日本語
3時限 国語 算数 書芸 日本語 音楽 算数
4時限 日本語 国語 算数
少年団活動
クラブ活動      
サッカー、バスケ 3:00〜3:50
下校時刻
下校→2時
  
下校→4時

・当然というか、やはりというか「国語」とは朝鮮語のこと
・歴史・地理は、朝鮮の歴史と地理
・英語教室=4年〜6年(希望者)
・少年団活動では、学校内をくまなく大掃除していた


壁にはさまざまな朝鮮語が
日常的な言葉から…
消え失せろって…いったい
凄い四文字熟語の習字

 教科書やノートの展示もされていたのだが、事前の情報ではすべての教科書の一ページ目
に「偉大なる金日成主席は算数について以下のように教えられ〜」となっているそうだが、文字のすべてが朝鮮語で書かれ、残念ながらいまひとつ解読不能だった。どのような内容かは分からなかったが、小学生という貴重な時期の原体験はその後の深層心理に深く刷り込まれることになる。願わくば偏向イデオロギーを注入されないことを祈ってまふ。

ノートまで朝鮮の物が
教科書の中身
職員室にはあの肖像画

少年団活動では大掃除

 今回こうして民族教育を見てきたわけだけど、はたして日本の学校ではどうだろうか?日本のみなさ〜ん民族教育してますか〜〜〜。我々大和民族としての伝統を継承し日々誇りを持って生きていますか〜〜〜。自らの文化を説明できますか〜〜。よく誇り高き○○民族とか誉め言葉であるけど、我々自身がそうなろうよ。。


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