■古典舞踊からインドポップスまで
インド舞踊と一言にいっても古典舞踊からインド映画にみられるミュージカルのインドポップスなどなど、その形態はさまざま。今回の踊りを披露してくれる団体はNC=Contemporaly
Natyam Companyという古典舞踊とインド映画のダンスを総合的に行っておりプロ養成までおこなっているかなりの本格派。最初はてっきりインド人がメインの舞踊集団かと思っていたのだけれどメンバーはむしろ日本人女性が大半で、華やかなサリーに身を包み厳かで繊細な身のこなしのダンスが繰り広げられたのだった。第一部では古典舞踊が行われ、シンプルながらも奥深く、しっかりと伝統を継承されたダンスが披露された。
第二部は、インドポップス&バングラ部門。こちらはインド映画にみられるノリノリのインドポップスが披露される。恋の話など日常の風景をストーリー仕立てにした歌が多く、ダンスも華麗なものからリズミカルなものまで多彩だ。「白い体から滑り落ちた」では、あなたからショールが滑り落ちドキドキを押さえられないという気持を熱くダンスで表現。「太鼓を打ち鳴らせ」では娘に恋した青年に、娘の父親はグジャラート州のダンスは踊れるのかと青年に挑む。観ている方もワクワクほかほか、なんだか幸せな気分。