シリア
ダマスカス
中近東ってどんなトコ?
モクスワ経由アラブ行き
ダマスカス
恋したアラビー
何処かにうまい食いもんはねえのか〜
パルミラ・ボスラ
古代都市パルミラ
やっぱりお前はゲイだった
ボスラに行くだ!
ヨルダン
アンマン
ダウンタウンへ
彼はイラクからやって来た
温泉郷・ハママットマイン
イスラエル
エルサレム・死海
ヨルダン〜イスラエル国境越え
エルサレム
死海
ロシア
モスクワ
ロシア潜入
警官に捕まる
アルバートストリート
 
アラブ人&イスラム教に関するあれこれ
イスラエル・ユダヤ教に関するあれこれ

 

 
イスラエル

ヨルダン〜イスラエル国境越え
アンマンからバスでイスラエルとの国境に到着。出国手続きを済ませると。国境地帯のヨルダン川に架かかっているキングフセイン橋を渡るバスに乗り込む。このヨルダン川と橋自体は非常に小さいものだ。
イスラエル側に着くと、ここでの入国時には、パスポートでなく別の用紙に入国スタンプを押してもらう。
パスポートにイスラエル入国の痕跡があると各アラブ諸国で入国拒否されてしまうのだ。

イスラエルへの入国審査は、とても厳しいと聞いていたが、、、、、。
「セキュリティーチェックをします」と、若い白人のお姉ちゃんが英語でおこなう。
「武器や危険物、その他、武器の原料になる物は持っていませんよね」
『イェス!!!』 ・・・しばしの沈黙。アレ?お姉ちゃん苦笑している。
そうか、早口の英語で、しかも否定疑問文型で質問されたので、思わず 『イェス!!!』と言ってしまったが、良く考えると『武器持ってる!!』と大声で言っていた。
『ノーノー アイハブノット!!』
お姉ちゃんは苦笑しながら、荷物検査もせずに通してくれた。
たぶん、武器持ってると言って入国したのは俺ぐらいなもんだろう(笑)

無事入国を済ませ、タクシーでエルサレムを目指す。
ちょうど、ドイツ人老夫婦も同じ方向だと言うので、タクシーを一緒にシュアする事にした。
このドイツ人老夫婦、1ヵ月ほどの中近東の旅行だそうだ。年をとってもこうして旅行出来るなんて、うらやましく見える、ドイツではこれが普通なんだろうか?
「ドイツの人は旅行が好きですね〜」
「日本人もそうだろ?」ごもっともでございます。車の窓からは、遊牧民族ベドウィンのテントも見えた。やがて、タクシーはエルサレム旧市街に着いた。

エルサレム

巨大な城壁に周囲を囲まれたエルサレムの旧市街。そのわずか1キロ四方の土地にユダヤ教、キリスト教、イスラム教、各宗派とって 非常に重要な聖地とされている。

エルサレム旧市街の代表的な聖地

イスラム教 岩のドーム

マホメッドが天馬によって昇天した、聖岩が存在する。
あの失われたアークもかつてここに存在したと言われる。

キリスト教 聖墳墓教会 イエス・キリストが十字架に架けられたゴルゴダの丘。イエスの墓も存在する。
ユダヤ教 嘆きの壁 かつて神がユダヤ人に与えた神殿が建っていた。現在はその壁のみ残されている。神殿の再建とメシアの再来を信者は祈る

こんな感じに各宗派にとって非常に重要な建造物が城壁内にまとめて存在している。どうしてこんなことになっちゃったのだろうか?すごく謎だ。さらにそれぞれの宗教内でも各宗派に枝分かれしちゃってる状態だ。単なる旅行者のノリさんから見るといったいどうなってんだよ!などと、つっこみを入れたくなるような状態でもある。
そもそも各宗教に分かれてはいるがユダヤ教もキリスト教もそれぞれの神を持っているわけではなく、ユダヤ教の「ヤハウエ」はキリスト教で言うところのキリストの「父なる神」なのであって、そのユダヤ教とキリスト教を批判して生まれたのがイスラム教では、アッラーなのだ。つまり3つの宗教はもともとは同じ神なのである。

そんなカオスなここエルサレムでは、4000年前から神の名のもとに、民族の誇りの為に戦いの舞台となってきた場所だ。今現在でもここで自爆テロが起きてもなんの不思議もない。世界最大の聖地のはずが紛争多発地帯とは、なんて皮肉なものなんだろうか。
この旧市街には、狭い路地が迷路のようにはりめぐらされ、地域ごとにアラブ人地区アルメニア人地区ユダヤ人地区と居住区が分けられていている。それにしてもここら辺のガキどもはタチが悪い、数人でおちょくってきたりもする。しょせん相手はガキなので、「なんや〜ワレ〜」と、相手に眼ツケてやればおとなしくなるが、世間がゆるせば投げっぱなしジャーマンでもくらわしたいところだ。

旧市街を離れて新市街の方へ行ってみる。するとなんとビックリ、そこにあるのはほとんどヨーロッパの街並みであった。石畳の通りを白人のカップル達が歩いている。 しかも嬉しいことにレストランも沢山ある。
「うっうれしぃぃ〜〜これでいろんな物が食べられるじゃないか!!」
食べ物のバリエーションがアラブでは極端に少ないのでパンばかり食べていたのだが、ここではなんでも揃っている。と、思ったのもつかの間、気になる値段を見てみると想像以上に物価がめっちゃくちゃ高かった!日本と同等かそれ以上かもしれない。持ち金の少ない俺達には、ちょっと食べられるものじゃない、、、、、ああぁぁ。
結局一番安いのでアラブで毎日食べていたパンをここでも食べ続けることになった。(泣)

死海

バスで死海に行ってみた。小学校の頃「世界不思議大百科」みたいな本で、人が本を読みながら浮かんでいる絵を見て、すげえ〜不思議だったが、まさか自分がここに来る事になるなんて思ってもみなかった。
ここではスパリゾートの施設などがあるのだが、物価が高い為に経費節約ということで、地力で死海の海水浴を決め込む。辺りはだだっ広い砂浜だ、海沿いまで歩いてみると。
ずぼっ!ずぼぼっ!!えっ!こっこの砂浜。。
砂が大量に塩分をに含んでいるためか、足がずるずると砂の中にめりこんでしまうのだ。まるで底なし沼だ!!しかも砂がめちゃめちゃ熱い!!しばらく気合いで奮闘してみるが、このままだと灼熱の砂に埋もれてしまう〜〜。
このままだとどうにもならないので結局、スパリゾートの施設を利用する事にした。ここではさすがに金払ってるだけあって海沿いまで、トレイン式の車で送迎してくれる。湖の波打ち際には塩の固まりが結晶となっていた。恐ろしいほどの塩分濃度だ。
さっそく海に入ってみる。おっ浮かんだ!!。足を恐る恐る離してみると体は浮遊物のように浮かんだ。面白いので煙草を吸いながら泳いでみたり、ラッコのように泳いだりしてみたり、ふざけた泳ぎをしばらく楽しむノリさんとベンちゃん。
そして、さっそく「世界不思議大百科」で見たように本を読みながら浮かんでみることにした。本が無かったので代わりにチラシを持って浮かんでみる、小学校以来の夢が現実のものとなった。
あたりをよく見ると、周りの欧米人達も本やチラシを読みながら浮かんで記念写真をとっていた。なんだ。ここでは世界中の人達がこのポーズで写真をとってるんだなぁ。定番のポーズなんだね(笑)

ビアドロローサ

 

金曜日が来た、今日はイスラム的に言うと安息日。キリスト的に言うとビアドロローサがある日だ。
ビアドロローサとは、かつてイエス・キリストは世の中のすべての罪を背負って十字架に架けられたとされている。そのイエス・キリストがゴルゴダの丘で十字架に架けらるまでの道のりをキリスト教信者たちが歩いて祈りを捧げていく儀式だ。
出発地点となる場所に人が集まりだしてきた。何故か東洋人も多数いる。1人の女性に話し掛けてみると彼女は日本人だった。彼女は1人でこの地にやって来たパックパッカーだった。 やがて、集団はビアドロローサの道を歩き出した。各ポイントごとに賛美歌を歌いながら巡礼して周る。他の東洋人にも話し掛けてみると彼等は、香港人だった。でもみんなクリスチャンではないみたい、、、まあ俺も違うけど。
やがて最終ポイントのゴルゴダの丘があった聖墳墓教会に到着。
祭壇の前にくると、 香港人は俺達を笑わそうとキリストの死にそうなまねをしたりしている、すると、教会の神父がなにやらぶつぶつ怒っている。ちょっとヤバそうな雰囲気だ。ノリさんとべんちゃんそして、香港人は、速攻逃げたのであった。




All right reserved. (C)nori 2000 This site is only provided by Japanese.

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送