巨大な城壁に周囲を囲まれたエルサレムの旧市街。そのわずか1キロ四方の土地にユダヤ教、キリスト教、イスラム教、各宗派とって
非常に重要な聖地とされている。
エルサレム旧市街の代表的な聖地
イスラム教 |
岩のドーム |
マホメッドが天馬によって昇天した、聖岩が存在する。
あの失われたアークもかつてここに存在したと言われる。
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キリスト教 |
聖墳墓教会 |
イエス・キリストが十字架に架けられたゴルゴダの丘。イエスの墓も存在する。 |
ユダヤ教 |
嘆きの壁 |
かつて神がユダヤ人に与えた神殿が建っていた。現在はその壁のみ残されている。神殿の再建とメシアの再来を信者は祈る
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こんな感じに各宗派にとって非常に重要な建造物が城壁内にまとめて存在している。どうしてこんなことになっちゃったのだろうか?すごく謎だ。さらにそれぞれの宗教内でも各宗派に枝分かれしちゃってる状態だ。単なる旅行者のノリさんから見るといったいどうなってんだよ!などと、つっこみを入れたくなるような状態でもある。
そもそも各宗教に分かれてはいるがユダヤ教もキリスト教もそれぞれの神を持っているわけではなく、ユダヤ教の「ヤハウエ」はキリスト教で言うところのキリストの「父なる神」なのであって、そのユダヤ教とキリスト教を批判して生まれたのがイスラム教では、アッラーなのだ。つまり3つの宗教はもともとは同じ神なのである。
そんなカオスなここエルサレムでは、4000年前から神の名のもとに、民族の誇りの為に戦いの舞台となってきた場所だ。今現在でもここで自爆テロが起きてもなんの不思議もない。世界最大の聖地のはずが紛争多発地帯とは、なんて皮肉なものなんだろうか。
この旧市街には、狭い路地が迷路のようにはりめぐらされ、地域ごとにアラブ人地区アルメニア人地区ユダヤ人地区と居住区が分けられていている。それにしてもここら辺のガキどもはタチが悪い、数人でおちょくってきたりもする。しょせん相手はガキなので、「なんや〜ワレ〜」と、相手に眼ツケてやればおとなしくなるが、世間がゆるせば投げっぱなしジャーマンでもくらわしたいところだ。
旧市街を離れて新市街の方へ行ってみる。するとなんとビックリ、そこにあるのはほとんどヨーロッパの街並みであった。石畳の通りを白人のカップル達が歩いている。
しかも嬉しいことにレストランも沢山ある。
「うっうれしぃぃ〜〜これでいろんな物が食べられるじゃないか!!」
食べ物のバリエーションがアラブでは極端に少ないのでパンばかり食べていたのだが、ここではなんでも揃っている。と、思ったのもつかの間、気になる値段を見てみると想像以上に物価がめっちゃくちゃ高かった!日本と同等かそれ以上かもしれない。持ち金の少ない俺達には、ちょっと食べられるものじゃない、、、、、ああぁぁ。
結局一番安いのでアラブで毎日食べていたパンをここでも食べ続けることになった。(泣)
死海
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